「メールマーケティングを強化したいが、どのようにツールを選べばよいかわからない」
このような課題を抱えてはいないだろうか。
BtoC、BtoB問わずメールマーケティングのニーズが顕在化し、数多くのメールマーケティングツールが登場したため、選定に足踏みしてしまうのは無理もない。
そこでこの記事では、メールマーケティングツールの種類や選び方のポイント、おすすめのツールを価格や機能軸の詳細な比較表に落として紹介していく。
1.メールマーケティングとは
メールマーケティングとは、企業・団体が消費者・見込み客に対し、メールを用いてアプローチするマーケティング手法だ。
メールマーケティングには主に以下の種類がある。
手法 | 用途 | ターゲット | 成功のポイント |
メールマガジン | 定期的な情報提供、ブランディング | 保有リード全般 | 汎用的かつ魅力的なコンテンツ、定期的な配信 |
ステップメール | 教育プロセスを通じて顧客の検討フェーズを進める | 新規流入顧客、特定のアクションを取った顧客 | カスタマージャーニーの活用、明確なCTA |
セグメントメール(ターゲティングメール) | 特定の顧客セグメントへカスタマイズされたメッセージング | 業種、規模、行動、関心などで区分された顧客群 | 正確なセグメンテーション、関連性の高いメッセージング |
リターゲティングメール | ウェブサイトの訪問者や未完了の購買行動に再度アプローチ | サイト訪問者、フォーム離脱者 | タイムリーな配信、パーソナライズ |
休眠発掘メール | 長期間接点がない顧客の掘り起こし | 一定期間アクションのない顧客 | 強力な件名、インセンティブ、パーソナライズ |
メール広告 | 新規リード獲得 | リード化していない潜在顧客(ターゲット) | 適切なターゲティング、インセンティブ |
(「メールマーケティングとは?種類や実施ステップ、効果検証の方法を解説」より引用)
このうち「メール広告」は、外部メディアのリソースを利用し、広告としてメールを配信することを指す。
メール広告を除くほか5つの手法については、メールマーケティングツールを利用して配信するのが一般的である。
2.メールマーケティングツールの種類
メールマーケティングツールには「メール配信スタンド」と「MAツール」の2種類がある。
ここからは、それぞれの機能や用途について詳しくみていこう。
ただし、以下は各ツールの一般的な特徴をまとめたものであり、実際の機能や価格はツールによって異なるため、各製品の詳細をよく確認してほしい。
比較項目 | メール配信スタンド | MAツール |
主な機能 | ・メール配信 ・ステップメール ・HTMLメール ・メール効果測定 |
・メール配信 ・ステップメール ・HTMLメール ・メール効果測定 ・A/Bテスト ・リードの閲覧・行動履歴 ・スコアリング ・キャンペーン管理 |
用途 | 簡単なメールマーケティングキャンペーン、定期的なメルマガ配信 | 複雑なマーケティング戦略の実行、自動化とセグメンテーションを活用したキャンペーン |
価格帯 | 一般的に低コスト
月額数百円〜数千円 |
中から高コスト
月額数千円〜数十万円 |
ユーザビリティ | シンプルで使いやすいインターフェース | 機能が多く、学習に時間がかかる |
データ分析とレポーティング | 基本的なレポート機能、開封率やクリック率の追跡 | 詳細なレポーティングと分析機能、ユーザー行動の追跡と分析 |
2.1.メール配信スタンド
メール配信スタンドとは、大量のメールを一括で送信するためのサービスやソフトウェアを指す。
特定のリストに対してメルマガやプロモーション情報を効率的に配信できる。
- 主な機能: メール配信、ステップメール、HTMLメール、メール効果測定など。
「メールを活用したマーケティング」に関わる基本的な機能を備えている - 用途: 簡単なメールマーケティングキャンペーン、定期的なメルマガ配信
- 価格帯: 一般的に低コスト。
月額数百円〜数千円 - ユーザビリティ: 機能が限定されている分、シンプルで直感的に操作できるツールが多い
- データ分析とレポーティング: 開封率やクリック率といったメール効果の基本的なレポート機能
2.2.MAツール
MAツール(マーケティングオートメーションツール)とは、マーケティング活動を自動化・効率化するためのシステムである。
リードの獲得から育成、顧客との関係構築までを一元管理し、効果的なマーケティング戦略の実行を支援する。
- 主な機能: メール配信、ステップメール、HTMLメール、メール効果測定、A/Bテスト、リードの閲覧・行動履歴、スコアリング、キャンペーン管理。
メール関連機能だけではなく、複雑なリード管理やマーケティングプロセス全体の最適化機能がある - 用途: 複雑なマーケティング戦略の実行、自動化とセグメンテーションを活用したキャンペーン
- 価格帯: 中から高コスト。月額数千円〜数十万円
- ユーザビリティ: 機能が豊富なぶん、導入初期のオンボーディングには時間がかかることが多い
- データ分析とレポーティング: メール効果のレポートだけではなく、ユーザー行動の追跡と分析など詳細なレポーティング機能
メール配信スタンドは、メールの配信や効果測定などに特化したツールといえる。
一方、MAツールはメール配信だけではなく、リードジェネレーションからナーチャリング、クオリフィケーションまでの一連のマーケティングプロセスに資する機能を有しているのが特徴だ。
3.メールマーケティングツールを選ぶ観点
「メール配信スタンド」と「MAツール」は、それぞれのカテゴリ別にも多種多様なツールが提供されている。
自社に適したツールはどのような観点で選べばよいのだろうか。
ここでは一般的な比較観点と、各ツールに向いている企業を解説する。
3.1. 目的・機能・料金
メールマーケティングツールを選ぶときには「目的」「機能」「料金」の3つの観点を必ず押さえておきたい。
- 目的: 自社がツールを通して実現したいことは何か、現在抱えている課題に合わせて選定する。
例1)保有リードの増加に対して、営業リソースが不足している。
主にメールを活用して顧客へのアプローチを効率化したい。
例2)優先的にアプローチすべきリードの判断基準がない。
統一の基準でリードの質を評価したい。
- 機能: 詳細なツールの検討を始める前に、目的と照らし合わせて必須の機能・あれば嬉しい機能・使わない機能を決めておく。
- 料金: 自社の予算を精査し、許容できる料金範囲を検討する。
メールマーケティングツールの多くはパッケージ型(買い切り)ではなくサブスクリプション型となるため、毎年の固定費として勘案する必要がある。
3.2. MAが向いている企業
MAはメール配信ツールよりも多機能で、メールマーケティングに関わらずリードの閲覧・行動履歴の追跡、リードの行動追跡をもとにしたスコアリング、キャンペーン管理といった機能を有している。
したがって、企業規模に関わらず、以下のような企業に向いている。
- 複雑な顧客エンゲージメントとマーケティングプロセスの自動化を求める企業
- 効率的なリード管理、育成、分析が必要な企業
3.3.メール配信スタンドが向いている企業
メール配信スタンドには、MAのようにマーケティングプロセス全体を最適化する機能はないものの、メールマーケティングに必要な機能は備えている。
コストも比較的安価な点がメリットだ。
メール配信スタンドが向いているのはは以下のような企業である。
- 主に単純なメールマーケティングが必要な企業
- コストが低く、操作が簡単であることを優先
4.おすすめのメール配信スタンド【比較表付き】
ここでは、おすすめのメール配信スタンドを5つ紹介する。
※掲載している情報は最新ではない可能性があります。導入検討の際は公式サイトを参照してください。
ツール名/項目 | blastmail | 配配メール | WiLL Mail | WEBCAS E-mail | Synergy! |
特徴 | ・13年連続顧客導入数シェアNo.1I ・業界最安クラスの価格設定 |
・シンプルで使いやすいUI ・一部マーケティング機能もあり |
・毎月の配信量に応じた従量課金制 ・充実の効果測定機能 |
・細かい配信設定機能 ・高度なセキュリティ対策 |
・CRM、フォーム、メール配信機能を1つのツールに包含 ・高度なセキュリティ対策 |
メール配信機能 | ・HTMLメール配信 ・マルチパート配信 ・ターゲット(セグメント)配信 ・バックナンバー ・送信元アドレス指定 |
・HTMLメール配信 ・マルチパート配信 ・ターゲット(セグメント)配信 ・送信元アドレス指定 ・複数From ・ステップメール ・シナリオメール ・添付ファイル配信 |
・HTMLメール配信 ・マルチパート配信 ・ターゲット(セグメント)配信 ・ステップメール ・レコメンドメール ・ファイルダウンロード機能 |
・HTMLメール配信 ・マルチパート配信 ・ターゲット(セグメント)配信 ・パーソナライズ配信 ・送信元アドレス指定 ・複数From ・ステップメール ・レコメンドメール |
・HTMLメール配信 ・マルチパート配信 ・ターゲット(セグメント)配信 ・ステップメール ・リターゲティングメール ・シナリオメール ・ABテスト |
メール作成機能 | ・レスポンシブ対応 ・差し込みコード ・配信予約 ・テンプレート機能 |
・レスポンシブ対応 ・差し込みコード ・配信予約 ・テンプレート機能 |
・レスポンシブ対応 ・差し込みコード ・配信予約 ・テンプレート機能 |
・レスポンシブ対応 ・差し込みコード ・配信予約 ・テンプレート機能 |
・レスポンシブ対応 ・差し込みコード ・配信予約 ・テンプレート機能 ・ファイルアップロード |
効果測定 | ・開封率 ・クリック率 ・到達率 |
・開封率 ・クリック率 ・到達率 ・ヒートマップ ・CV計測 ・Google Analytics連携 |
・開封率 ・リピート開封率 ・クリック率 ・リピートクリック率 ・到達率 ・ヒートマップ ・曜日・時間別分析 ・CV計測 ・Google Analytics連携 |
・開封率 ・クリック率 ・到達率 ・CV計測 ・曜日・時間別分析 |
・開封率 ・クリック率 ・到達率 |
迷惑メール対策 | ・DKIM署名 | ・DKIM署名 ・暗号化メール(STARTTLS) |
・DKIM署名 ・暗号化メール(STARTTLS) |
・DKIM署名 ・S/MIME対応 ・暗号化メール(STARTTLS) |
・DKIM署名 ・S/MIME対応 ・暗号化メール(STARTTLS) |
セキュリティ対策 | ・IPアドレス制限 | ・操作権限管理 | ・IPアドレス制限 ・操作権限管理 ・二要素認証 ・操作ログ |
・IPアドレス制限 ・操作権限管理 ・二要素認証 ・操作ログ ・個人情報保護機能 |
・IPアドレス制限 ・操作権限管理 ・操作ログ ・ログインパスワードルール設定 ・二重ログイン禁止 ・強制ログオフ |
料金 | ・月額4,000円〜 ・無料トライアルあり |
・要問い合わせ ・無料トライアルあり |
・月額4,000円〜 ・無料トライアルあり |
・初期費用3万円、月額1万円〜(ASP型) ・無料トライアルなし(デモ環境あり) |
・初期費用11.8万円(CRM)+3万円(メール配信)、月額1.5万円〜(CRM)+1万円〜(メール配信) ・無料トライアルあり |
4.1.1.blastmail
blastmail(ブラストメール)は、メール配信スタンド市場において13年連続顧客導入数シェアNo.1を誇るツールだ。
HTMLメール配信、ターゲット配信、効果測定など、メール配信スタンドにおいて多くの企業が利用する基本的な機能を備えている。
直感的に操作できるシンプルなメール作成画面は、メール配信に慣れていない初心者にも使いやすい。
月額4,000円〜という業界最安クラスの料金設定も人気の理由だ。
料金は保有リスト数に応じて変動し、メールの配信数は無制限となっている。
4.1.2.配配メール
配配メール(はいはいメール)は、導入実績10,000社超、サポート満足度95%を誇るメール配信スタンドだ。
直感的に操作できるメール作成画面、ひと目で効果がわかるレポート画面など、全体的にユーザビリティの高いインターフェースが特徴。
効果測定においてはヒートマップやCV計測、Google Analyticsとの連携など一歩踏み込んだ分析ができる。
また、メール配信を基幹機能としながらも一部、来訪通知やシナリオメール、フォーム作成といったマーケティング機能を有している点も強みといえる。
4.1.3.WiLL Mail
WiLLメール(ウィルメール)は、累計導入者数2,400社以上、2019年〜2022年の顧客数伸び率では1位を誇るメール配信スタンドだ。
効果測定機能が充実しており、開封率・クリック率だけではなくリピート開封率・リピートクリック率がわかるほか、ヒートマップや曜日・時間分析、CV計測など細かい点までメールの成果を確認できる。
月額4,000円〜と安価な料金設定に加え、その月の配信通数に応じて契約プランの変更も可能なため、配信の少ない月はコストを大きく削減できるのが大きな利点だ。
4.1.4.WEBCAS E-mail
WEBCAS E-mail(ウェブキャス Eメール)は、20年以上利用されている老舗のメール配信スタンドで、シリーズ導入実績は9,000社以上を誇る。
データベースに蓄積されている性別・年齢などの属性や、購買履歴・行動履歴などをもとに、顧客一人ひとりに最適化したメールを配信するパーソナライズメール配信(One to Oneメール配信)で細かい顧客フォローを実現する。
セキュリティ機能が充実しているため、大量の顧客データを抱えており個人情報保護を徹底したい企業にもおすすめだ。
ASP型・SaaS型・パッケージ型の3種類があり、最も安いASP型で初期費用3万円・月額1万円〜と相対的にはやや高い料金水準となっている。
4.1.5.Synergy!
Synergy!(シナジー)は、7,000件以上の導入実績があるメール配信ツールだ。
メール配信機能単体ではなく、データベース管理(CRM機能)とセットで利用することを前提としている。
顧客管理基盤も併せて導入したい場合に検討すべきツールといえるだろう。
また、メール配信だけではなくフォーム作成やアンケート作成などの機能も追加できるため、複数の機能を1つのツールでシームレスに管理したい場合はよい選択肢となる。
CRMがセットになるため、料金は初期費用11.8万円(CRM)+3万円(メール配信)、月額1.5万円〜(CRM)+1万円〜(メール配信)と相応のコストが必要だ。
5.おすすめのMAツール【比較表付き】
次に、おすすめのMAツールを5つ紹介する。
MAツールは前述のとおり、メール配信に特化したツールではなく、マーケティングプロセス全体の最適化に用いられる。
メール作成・配信機能は概ねメール配信スタンドと同様の水準をカバーしており、ツールごとに大きな違いは見られない。
そのためMAツールを選ぶ際は「メール配信以外のマーケティング機能として何ができるのか」が焦点となってくる。
※掲載している情報は最新ではない可能性があります。導入検討の際は公式サイトを参照してください。
ツール名/項目 | SHANON MARKETING PLATFORM | SATORI | Salesforce Account Engagement | Hubspot Marketing Hub | Adobe Marketo Engage |
特徴 | ・各種ツール連携も含むカスタマイズ性 ・手厚いサポート体制 |
・初心者向けの使いやすいUI ・手厚いサポート体制 |
・Salesforceエコシステム内での統合性が高い | ・手広いマーケティングソリューション ・安価 |
・高いカスタマイズ性 ・AIを用いた機能 |
マーケティング機能(BtoB) | ・フォーム作成 ・LP作成 ・行動・閲覧履歴分析 ・Webパーソナライズ ・シナリオ ・スコアリング ・名刺データ化代行 ・Zoom連携 ・SFA機能 |
・アクセス企業リスト(IP解析) ・フォーム作成 ・LP作成 ・行動・閲覧履歴分析 ・Webパーソナライズ ・シナリオ ・スコアリング ・商談管理 |
・フォーム作成 ・LP作成 ・Webパーソナライズ ・シナリオ ・スコアリング ・商談管理 ・Zoom連携 |
・広告トラッキングと管理 ・フォーム作成 ・LP作成 ・Webパーソナライズ ・シナリオ ・スコアリング ・SEO ・SNS管理 ・Webチャット ・ABM |
・Web広告出稿 ・フォーム作成 ・LP作成 ・Webパーソナライズ ・AI予測によるコンテンツ配信 ・シナリオ ・スコアリング ・SNS管理 ・ABM |
料金 | ・初期費用要相談+月額12万円〜 ・無料トライアルなし |
・初期費用30万円+月額14.8万円〜 ・無料トライアルなし |
・月額15万円〜(初期費用なし) ・無料トライアルなし |
・月額9.6万円〜(初期費用なし) ・無料トライアルなし |
・要問い合わせ ・無料トライアルなし |
4.2.1.SHANON MARKETING PLATFORM
SHANON MARKETING PLATFORM(シャノンマーケティングプラットフォーム)は、導入社数900社を超える国内売上シェアNo.1のMAツールだ。
MAとしての基本的な機能に加え、Zoom連携があったりSFA機能が一体化されていたりと、最新のニーズも取り込みながらアップデートしている。
国産ツールで日本企業に特化しているため、導入時のオンボーディングやサポートデスク体制が充実している点も安心だ。
また外部連携に強みがあり、SFA/CRM、広告/アクセス解析、BI/企業情報ツール、決裁ツール、動画ツールなどと連携することで、より高いカスタマイズ性を実現できる。
4.2.2.SATORI
SATORI(サトリ)は、導入実績1,500社以上を誇る国産のMAツールだ。
マーケティング初心者でも扱いやすいUI・UXにより、幅広い規模・業種の企業に受け入れられている。
オンラインヘルプ/オンラインサポートに加え、ユーザー会の開催、担当者による丁寧なフォローアップも慣れない企業には嬉しいポイントだ。
特徴的な機能としてはアクセス企業リスト(IP解析)があり、自社Webサイトにアクセスしている匿名のユーザー企業を特定できる。
4.2.3.Salesforce Account Engagement
Salesforce Account Engagement(セールスフォース アカウント エンゲージメント)は、世界でトップシェアを誇るCRMプラットフォームを提供するセールスフォース社のMAツールだ。
Salesforceは営業支援の「Sales Cloud」、コンタクトセンターの「Service Cloud」など幅広いニーズに応じた製品ラインナップを有しており、エコシステム内の統合性が高いことが最大の強みである。
特にSFAとして「Sales Cloud」をすでに導入している企業の場合、このツールが第一選択肢となってくるだろう。
4.2.4.Hubspot Marketing Hub
Hubspot Marketing Hub(ハブスポット マーケティング ハブ)は、世界135か国以上で20万5,000社以上に導入されている統合型プラットフォーム「Hubspot」のMA機能である。
広告トラッキングと管理、SEO、SNS管理といった、一般的なマーケティングオートメーションの枠を超えた手広いソリューションが用意されていることが強みだ。
料金も月額9.6万円〜と、MAツールのなかでは比較的安価に始められる。
4.2.5.Adobe Marketo Engage
Adobe Marketo Engage(アドビ マルケト エンゲージ)は、世界で5,000社以上に導入されているMAツールだ。
カスタマイズ性が高く、APIとの統合やカスタムアプリケーションの開発も可能で、企業の特定のニーズに合わせた拡張を行える。
また、AIがWebサイトや顧客宛のメールに最も優れた効果を発揮するコンテンツを予測して配信できる、先進的な機能を備えている。
料金は要問い合わせだが、拡張性がある分、MAツールのなかではやや高くなるだろう。
6.まとめ
メールマーケティングツールの種類や選ぶ観点、おすすめのツールを紹介した。
メールマーケティングは、いまやBtoCだけではなく、BtoBの企業にとっても欠かせない手法となっている。
大量のデータを扱うだけに、一度ツールを導入すると別のツールへ切り替えることは簡単ではない。
自社の目的や予算と照らし合わせ、よく吟味して最適なツールを選択してほしい。